輝く女性事例

「アイデアを出し合って
皆が早く帰ることができるよう努力し続けています」

ヤスハラケミカル株式会社

  • 製造業
  • 東部
  • 101〜300
所在地 広島県府中市高木町1080番地
URL http://www.yschem.co.jp/
所属・役職 営業本部営業業務担当 課長
ご本人氏名 逸見真理子さん


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1994年〜
ヤスハラケミカル株式会社入社、購買部・海外部・営業部で輸出入の貿易実務を担当。また、通関業者や運送業者との応対、海外顧客とのやりとりを行った。2009年リーダー職に就任。夫が海外単身赴任に。その後は、ご両親の協力の下子育てを行う。1人目は7か月、2人目は1年の産休・育休を取得。

2010年〜
産休・育休復帰後、水処理グループを担当する。輸入業務をしながら、直接貿易の輸出業務のチェックを担当。クレーム処理対応の経験を積む。

2012年〜
営業本部営業業務担当、副主任に就任。その後主任が部署移動になり、実質のリーダーとして課をまとめるよう上司から命じられる。課員の残業削減策を考え実行する等、管理職としての目が養われる。

2015年〜現在
営業本部営業業務担当、課長に就任。営業業務全般、課長職としてのマネジメント業務を行っている。

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変化する状況に合わせて働き方も柔軟に

ヤスハラケミカル株式会社の営業本部で営業業務全般・マネジメントを任されている逸見さん。地元での就職を望んでいた逸見さんが今の会社を選んだ理由は、女性が活躍しやすく、長く勤めやすいと地域では評判で、両親の勧めもあったから。実際、同期の女性社員のほとんどが今も同社で働いているという。現在、逸見さんは、高校1年生と小学2年生の子供を持つワーキングマザー。逸見さんが管理職となったのは下の子どもが6才の時。下の子どもが未就学児の頃は、残業がある日は延長保育を利用し、18時過ぎまで働くこともあった。しかし、小学生の学童保育は18時までしかない。大変申し訳ないとは思いつつも、残業ができなくなることを課員に伝え、これを機に課員の負担も少なくなるよう、無駄な作業や改善できることがないか意見を出し合った。良い案があれば上司に提案し、許可を得て改善を試みた。子どもの学校行事などで休む場合は、前もって伝え、課員に協力してもらっている。「アイデアを出し合って皆が早く帰ることができるよう努力し続けています。」逸見さんのおかげで課全体のワークライフバランスがより良い形になったと言っても過言ではなさそうだ。

改善を重ねることで着実に成長

入社1~15年目、購買部・海外部・営業部と順調にキャリアを重ねていた逸見さんに、夫の海外赴任という一大ライフイベントが訪れた。退職するかワーキングマザーとして働きながら子育てするかと非常に悩んだが、慣れない土地に小さい子どもを連れていくのは不安であったため、日本に残ることを決意。両親に助けてもらいながら仕事と子育てを両立した。入社16~17年目には二人目の産休明けで復帰。産休前と異なる水処理グループへ配属され、クレーム処理業務や輸入業務等を担当する。「苦労は多かったが、とても良い経験だった」と振り返る。それから、現在の所属部署でもある営業本部の配属に。部下3名を率いるリーダー職を経て、副主任に就任。業務上、同じ間違いを繰り返さないためにはどうすれば良いか、対策を練りながら効率よく仕事を進め、残業を減らす改善策を課で話し合い、問題のあった業務の改善を行った。「管理職になることを目指して仕事をしていたわけではありませんでしたが、次のステップに向けて、自分で課題を見つけて解決してきたことは、管理職になった今も役立っています」と語る。

管理職就任を前にのしかかった不安

「まさか自分が管理職を任されるなんて思ってもみなかった」と語る逸見さん。時短勤務の女性が管理職に就いた時は「すごいな」と他人事のように感じていたと言う。管理職になる前の面談で管理職への推薦があった際、マネジメントの知識・経験が乏しいことによる不安や自信のなさに加え、家庭の事情で残業ができないことも多くあり、迷惑をかけるからと断ろうと考えていた。しかし、上司から「では、どうしたらできるのか、困っていることがどうしたら解決できるのか考えてみて」と言われたそうだ。「これでは、断れませんよね。(苦笑)」と話してくれた。こうして逸見さんは管理職になることに。不安を抱えながら受講した課長職研修(課長に着任する前の社内研修)で、逃げていた自分に気づかされた。今思えばこの研修で、課長職になるための心構えと覚悟を持つことができ、非常に有意義だったと振り返る。「これまで自分を助けてくれたのは、他でもないこの会社でした。今度は自分の経験を会社や後輩たちにフィードバックしながら、恩返しができたら」と未来への思いを語ってくれた。

「完璧でなくていい」と思えるしなやかさ

楽しいことよりも大変なことの方が多いが、やりがいがある。それは子育てにも仕事にも共通している。「私を含め周りが成長してくれるのがやりがい。『逸見さんが課長で良かった』と部下に言われたときは本当にうれしかった」と笑顔で話す逸見さん。最近では、部下の公私の悩みにも気を配れるようになり、そのことが自分自身の成長にもつながっていると感じる反面、「管理職になったプレッシャーは大きい。特に、大変なのは部下の査定。しっかり面談をして、誰もが納得いく評価をしなければならない」と話す。困難は上司や課員、ご家族の協力を得ながら乗り越えている。管理職になって磨かれたスキルはストレス耐性と切り替えのうまさ。「完璧でなくても良い、次は何とかなるという心構えで仕事に取り組んでいる」ととても輝いていた。