輝く女性事例

「まずは自分がお手本になり、
仕事と家庭の両立を楽しみます」

アイメディア株式会社

  • 卸売業・小売業
  • 西部
  • 101〜300
所在地

広島県広島市東区若草町12番1号
アクティブインターシティ広島9階

URL https://www.aimedia.co.jp/
所属・役職 企画営業部ネット通販グループ マネージャー
ご本人氏名 山西 美奈子さん

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1999年~
アイメディア株式会社入社。メディアベンダー営業部(現企画営業部)配属。紙媒体通販、TVショッピング等の得意先の窓口となる営業担当として奮闘。顧客開拓とともに商品の企画、提案を行い、卸売業の基本を学ぶ。

2003年~
第1子の出産・1年間の育児休業取得。

2004年~
育児休業取得後、休職前に所属していた企画営業部通販課に配属され、出産前と同様の得意先を持ったが、遠方への出張等、時間の調整が難しく、品質管理室に異動し、お客様相談室の対応、全社商品の品質に関する資料整備・改善提案等の業務を行う。

2005年~
新規事業としてEC市場への参入に伴い、企画営業部ニュービジネス課(現ネット通販グループ)に異動。直販、卸を含む(BtoC、BtoB)ECサイトの運営管理、商品開発、販促、広告等を担当。

2006年~
第2子の出産・育児休業を1年間取得し、同部署に復職。

2011年 主任昇格。

2015年~現在  主査(マネージャー)に昇格。

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社内初の育休取得者に

山西さんは社内で第1号の産休・育休取得者である。平成15年、1人目の出産を機に産休・育休を取得することとしたものの、当時はまだ前例がなく、会社も本人も手探りの状態。現在のような時短制度等も周知されていなかったことから、周囲の理解を得にくく、やむなく休暇取得前と同様の勤務形態での復職とした。仕事に対する熱意は出産前と変わらなかったが、子どもの体調不良等で遅刻や緊急の早退が増える中で、思うように仕事ができないという焦りばかりが募っていた。出産前と同じようには仕事に時間を割けないことから、社内評価が下がるのではないかという不安も生じ、自身の焦りを解消するため子どもを寝かしつけた深夜に再度出社して仕事をこなしたこともあるという。もちろんこのような働き方では長くは勤められないため、どのようにすれば自分の仕事をまっとうできるのか、試行錯誤を続けた。限られた時間で与えられた仕事をこなせるよう、翌日の業務の事前準備を入念に行うなど、業務の効率化の工夫を日々細かく重ね、復帰から数か月経った頃、ようやく制限された時間と業務とのバランスを取ることができるようになったそうだ。それでも、子どもが小さい時は、子どもの体調不良等による急な休みで仕事に穴を空けることもあったため、「常に周囲に感謝する気持ちを持つ」ことを第一に仕事をしてきたと当時を振り返る。

後輩たちが自分と同じ苦労をしないように管理職として奮闘

会社にはもともとやる気のある者を活躍させる企業風土があり、それは山西さんが入社を決めたポイントでもあった。入社後も自分の意見を言いやすく、責任のある仕事を任せてもらえた。また、成果主義であったこともモチベーションにつながっていた。しかし、いざ管理職へ昇格すると、途端に不安が生じた。今後は自分が女性管理職のロールモデルになるのだというプレッシャーを感じたからだ。昇格前にも主任という立場ではあったが、現場をまとめて会社に提案する役割であり、主査(マネージャー)となれば経営側の視点にも立たなければならない。しかし、自身の裁量をもって働ける、知識や経験で組織に貢献できるといったメリットがあること、管理職を目指していたことから、昇格したときは素直にうれしいと感じたそうだ。
管理職となってから重要と考えているのは、後輩の教育だ。特に、仕事と育児、家庭の両立の難しさを自ら体感した山西さんは、後輩には自分のような苦労や不安を感じてほしくないと、無理をさせない環境や人間関係づくりが大事だと指導する。仕事と家庭の両立に重要なのはタイムマネジメント。出産後に取組始めたのでは遅いため、常に限られた時間をうまく使う方法を考えるよう指導にあたる。加えて実践を繰り返し行うことも必要と考えており、仕事に関しては、後輩たちにまず自分がやってみせるという姿勢を大事にしている。「誰かに守られた環境に甘んじるのではなく、積極的に仕事に関わってほしい」と後輩の背中をそっと押すことも忘れない。自身は第2子が小学生になってから、月2回程度は県外出張もしているそうだ。

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チームをまとめて業務の効率化を図る

現在、自身の育児はある程度落ち着いたが、社内での両立支援制度の取組が進み、出産後に復職する従業員が増加する一方、休業に伴い、メンバーの入れ替わりの頻度が増し、業務がスムーズに進まなくなるというリスクに直面した。改善案の1つとして、自分が個人で利用していた備忘用のデータベースを自部門の情報共有ツールとして確立させた。これにより、担当者が不在でも商品や顧客の状況が把握できるようになった。また、“分かる人”を増やすために、専任者にフォロー者を付ける等、代わりができる体制もつくった。さらにチームディスカッションも重要視し、コミュニケーションを密に取ることで改善案を出し合い、より簡単にできる業務の進め方を考案し、業務の効率化を図っている。
営業というと一般的に定時には退社できないイメージがあるが、山西さんは18時にチームメンバー全員が退社するのを見送って、自分も退社するという努力をしている。山西さんには夢中になっている趣味があり、その時間を作るためにも業務効率向上は必須なのだそうだ。ちなみに趣味はトライアスロン。趣味の域を飛び出した本格派で大会にも出場していると教えてくれた。

働く女性へのメッセージ

山西さんに、これから管理職の道を進む女性に向けたメッセージをお願いした。
「男女で区別されることは少なくなった昨今ではありますが、『女性の視点による気付き』があることはビジネスにおいて有利となります。女性はこれを自分の武器として使えるよう努力することが重要。そして何よりも自分自身が『自分はできないというレッテルを貼らない』、これをやってしまうと良い判断ができなくなります。責任のある仕事を任されるということはうれしいことです。幅広い視野を持ち、多角的に物事を考えるということを日々訓練してほしいです。また、仕事と家庭、どちらに偏り過ぎるのも良くないと思っています。仕事と家庭だけでなく、趣味など、第3の場所を持つことで、さらに自分を豊かにすることもできます。家庭や育児で得たものは仕事(商品づくり)に生きる。仕事で得たことも育児に生きる。趣味で得たものも人間関係など仕事や家庭に生きてくる。興味のあることには積極的に取り組んで、必要があれば勉強もすればいいと思います」。と心強いメッセージをくれた。