輝く女性事例

「時短勤務で店長を務め、
変化することを恐れずに仕事を楽しむ」

株式会社アクセ

  • 卸売業・小売業
  • 東部
  • 31〜100
所在地 広島県尾道市久保1−8−1
URL http://corporate.parigot.co.jp/
所属・役職 パリゴ広島店 店長
ご本人氏名 中野 愛 さん

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2006年
アクセに入社。「パリゴ広島店」にてファッションアドバイザーとして勤務を開始。
信頼できる先輩、上司の助言やサポートに感謝するとともに、「社会人としての人間力」が質の高い仕事につながっていくことを肌で感じる。

2008年
第一子の出産のため、1年間の産育休を取得。
社内初の産育休取得者となったことから、自身も会社も手探り状態だったが、会社と家族の手厚いサポートと深い理解、また「帰って来られる場所(会社)がある」「仕事ができる幸せ」を感じ、復帰後もアクセでがんばる覚悟を決める。

2010年
復帰後、「パリゴ広島店」のテナントであった、「ポール&ジョーシスター」に異動。短時間勤務制度を利用し、与えられた時間・環境の中で円滑かつ結果を出すために能動的、主体的に動くことを学ぶ。

2012年
第二子の出産のため、2度目の産育休を取得。
2度目の産育休取得者は社内で初。

2014年
復帰後は、会社からの推薦で商品企画に携わる。販売とは異なる視点での物の見方、社外との連携やネットワーク作り、チームで仕事をすることの意義等を体感する。2年後、シニアアドバイザーとして販売の仕事に戻る。

2017年~現在
「パリゴ広島店」の店長(マネージャー職)に就任。短時間勤務を続けながら、後輩の指導育成やスタッフと連携を取りながら、店舗運営に携わる。

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短時間勤務で、子育てと両立しながら店長を務める

「『会社のサポート』『家族の理解』『自分自身の揺るぎない心』、この3つのいずれかが欠けても、仕事と家庭の両立はできません。しばらくの間はできたとしても、いずれバランスを崩し、限界と思う時が来るでしょう」と話すのは、現在「パリゴ広島店」で店長を勤めている中野さん。

2人の子供を育てながら、アクセでのキャリアを積んでいる彼女の言葉には説得力が感じられる。入社して2年目に社内で初めて産育休を取得したのは「できるだけ長く働き続けたい」という自身の希望と、経営陣の「産育休取得者でも活躍できる女性の第一人者になってほしい」という想いが合致したから。「自分自身で実績を作ろう」と覚悟を決めた。復帰後は、「フレックスキャリアチェンジシステム」(※)を利用し、店長である現在も短時間勤務で働いている。

※個々人の事情に合わせて、正規従業員のまま勤務時間を変化させ、継続就業することができる、アクセ独自の人事制度。詳細はこちら。

後輩育成で大切なのは、「自身の『背中』を見せること」

時間が制約された上での働き方において、中野さんが工夫している点は「終わりのない仕事の仕方はしない」こと。帰宅すべき時間や出勤できる日が決まっていることから、そこから逆算して1日、1週間、1カ月のスケジュールを組み立てて働いているという。

コツとしては、時に発生するイレギュラーな事態にも対応できるよう、余裕を持ったスケジュール作りが大切なのだと話す。また、スケジュール管理に関しては、スタッフ間で共有できるアプリを使用。そこには中野さんの後輩育成の工夫も隠れている。スケジュール管理のアプリは、誰でも閲覧・更新することができるため、中野さんが1人で管理するのではなくスタッフにも管理を任せている。そうすることで「管理職としての視点」を養い、自主性を持って能動的に動ける力を養っているそうだ。

そういった「自主性を育てる」育成指導は、スケジュール管理だけにとどまらず、日頃の声掛けや月1回の全体ミーティング、個別面談等を通しても行う。自身を「上司」、スタッフを「部下」としてみるのではなく、スタッフ全員を「家族の一員」としてみることで、「もし○○さんが自分の妹だったら、どういう声掛けをするだろう」という観点で育成指導、コミュニケーションを図っているという。

ただ、育成指導において最も大事なことは「自らがロールモデルとなって、自身の『背中』を見せること」だと中野さんはいう。
「人間、目に見えることが一番理解しやすいんです。特に私の働く広島店には育児と両立しながら働いているスタッフも多いので、私自身が、子育てや短時間勤務をしながらでも、結果・成果を出し続けていく『背中』を見せることが、後進のために一番役立つのかなと思います。今では結婚・出産という経験が『自分の武器』としても捉えられるようになりました。お子さんがいらっしゃるお客様の気持ちがよく分かったり、異なる職業の方からも『育児しながら店長もされていてすごいですね』と応援されることもあります。こういった自分自身の特徴を生かすことが他の人にはない私の強みとなっています」と語る。

「変化を恐れない」ことが、やりがいにつながる

中野さんが、社内の「ロールモデル」として心掛けていることは他にもある。それは「変化を恐れない」こと。中野さんは、「自分自身が今いる場所に立ち止まってしまったら、後進が自分と同じ役職になった時にその先の道がないですよね。そのために『もっと良くなるためには』ということを常に考え、キャリアアップし、新しいことにチャレンジしています。『この仕事が好き』『一生の仕事にする価値がある』という感覚は、徐々に育まれていくものだと感じています。そういう『楽しさ』を感じられるようになる前に諦めたり、辞めたりなどしてほしくないので、自身が開拓者となって道を切り開いています」と熱っぽく語る。

「変化を恐れない」ということは、後進に伝えたいメッセージでもある。
「仕事において大切なのは『自分の仕事に対する考え方や姿勢』ですが、それは最初から身につくものではなく、様々な経験を積んでこそ築かれるものです。初めてのことに挑戦するのは不安もありますが、そこに飛び込む勇気や気概、また、1つのことを突き詰める覚悟を持って、新しいことに挑戦すれば、それが仕事の『楽しさ』にもつながっていきます。マネージャーの役割は、その挑戦を日々サポートし、後進を導くことです」と話す。

これから取り組みたいことは?と尋ねると、「店舗においても社内でも『初めて』のこと!」と意気込む中野さん。彼女がこれからどのようなイノベーションを起こしていくのか、ますます期待が高まる。