輝く女性事例

「好きが原動力になり駆け抜けた先には、見たことのない素晴らしい景色が」

株式会社Share Clapping

  • サービス産業
  • 広島市
  • 31〜100
社名 株式会社Share Clapping
所在地 広島市中区三川町5-8
URL https://www.marryaid.com/
所属・役職 株式会社Share Clapping 総支配人
ご本人氏名 天野 真由美さん

(2018年4月現在)

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1993年頃
金融機関に勤めていた当時、友人の結婚式が相次ぎ、ウエディングボードや席札などをデザインしてプレゼントしていた。友人に喜んでもらえることにやりがいを感じ、結婚式に携わる仕事がしてみたいと考え始める。

1994年
寝具店「株式会社かわの」(現、株式会社Share Clapping)の前社長と出会い、ウエディング事業を立ち上げたことを知り、転職。当時まだ広島で浸透していなかったレストランウエディングの先駆けとなる。1995年からはブライダルプロデュース会社「マリーエイド」の店長を務める。

1999年
プランナーを務めながら、広島で初となるゲストハウスウエディング「ルメルシェ元宇品」のオープンに関わる。コンセプトの提案、ブランディング、営業などさまざまな業務を行いながら店長を務め、同年10月に結婚。

2000年
第一子を出産。産休をとるも、一年足らずで職場復帰。早めに自宅へ帰る工夫をし、1時間かけ通勤しながら、ブライダル業務に奮闘する日々を送る。その後、第二子を出産。2003年頃からは「コンセプトウェディング(※)」に力を入れ始める。

2008年
結婚式場「ザ・サウスハーバーリゾート」マネージャーに就任。立ち上げから関わり、CS(顧客満足)に特化した結婚式の新たな価値を確立。現在では口コミサイト3年連続スタッフ部門第一位に選ばれる式場へと成長

2018年~現在
総支配人へ就任し、株式会社Share Clapping全体のマネジメントを行っている。プランナー職からは離れたものの、現在も現場である結婚式場へ行き、得意とする音響などを行っている。

※コンセプトウエディングとは
従来の伝統的な結婚式にこだわらず、新郎新婦の価値観や性格、これまで歩んできた背景をもとにコンセプトを決めてつくり上げていく結婚式のこと。

好きなことを仕事にして目の前の仕事に取り組んでいたら総支配人に

株式会社Share Clapping(以下、Share Clapping)は、結婚式のプロデュースをはじめとし、式前の結納・式後の新生活に必要な寝具・家具の提案までさまざまなサポートを行うブライダル企業である。

「私、結婚式が本当に大好きなんです!」とびきりの笑顔で話してくれた天野真由美さんは、現在、同社の総支配人として活躍中。天野さんは短大卒業後、金融機関に入社した。その頃、趣味で結婚式を挙げる友人のウエディングボードや席札をデザインし、プレゼントしてあげていたという。「金融機関での仕事にもやりがいを感じていましたが、結婚式までのワクワク感や、自分が手掛けたものを見て喜んでもらえるうれしさは、また違うやりがい、楽しさがありました」と天野さんは話す。

そんな中、Share Clappingの前身である寝具店「株式会社かわの」が、新規にウエディング業態を展開しようとしていることを知り、思い切って転職をした。

当時はホテルや結婚式場での大掛かりな挙式が一般的であったが、レストランで結婚式と披露宴を行うレストランウエディングのプロデュースを数人の従業員でスタート。天野さんは当時の社長と共に、一から事業をつくり上げた。「株式会社かわの」のウエディングが広まるきっかけとなったのは、中区本通りに位置する広場(アリスガーデン)で、一般の方々も見物する中、結婚式を行ったことだそうだ。その模様がテレビで放映されると、一気に火がついたように問い合わせが殺到した。広島界隈で初めて、伝統的な形式とは異なる、より新郎新婦のご要望に合わせた形の結婚式を提供できたことに、可能性を感じたという。

天野さんは、入社から現在までの22年間、時には営業担当として、時にはウエディングプランナーとして、時には新たな式場の開設責任者として、あらゆる業務を担いながら、会社の成長とともに歩んできた。「20代半ばで転職しましたが、当時、働きながら子育てしたい!といった熱意はそこまでありませんでしたし、これといった仕事に対する目標もありませんでした。漠然と"好きなことが仕事にできればいいのになぁ″と考えていただけでしたが、今振り返って考えてみると、この『好きなことが仕事』だったからこそ、どんなに苦しく大変な時でも続けられたのだと思います」。

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仕事に全力でいられたのは家族のバックアップがあったおかげ

天野さんは2000年と2004年に出産したが、2000年は、同社初となる結婚式場「ルメルシェ元宇品」を開設した翌年である。天野さんは立ち上げの際、コンセプトの提案、ブランディングなどを行い、「心からの感謝を伝えられる場にしたい」との思いからフランス語で「感謝する」という意味の「ルメルシェ」という名称を付けた。

「あの頃はとにかくがむしゃらでした(笑)。大変なことも少なくありませんでしたが、あの経験は2店舗目となる式場の開設においても、今の総支配人という立場においても、ずっと生かされています」と、ブライダルプランナーとして接客を行いながら、ゼロから式場を立ち上げる重責を担っていた当時を振り返る。

そんな多忙な毎日の中、2人の子育てを両立できた理由について聞くと、「家族がいつもバックアップしてくれた、それに尽きます。特に夫は、気づけば自ら進んで家事をしてくれるようになっていました」という答えが返ってきた。天野さんの夫は今でいう「イクメン」で、子供が小さい頃には、水族館や野球練習に連れて行くなど、育児にも積極的だったそう。

「これまで22年間、夫は私が働くことについて1度も否定的な言葉をかけてきたことがないんです。これまでもですが、今も心から感謝しています」と話し、そんな協力的な夫へ感謝の気持ちを直接伝えることをいつも欠かさず、「すごいね!」と褒めることが大切、とうまくいく秘訣についても教えてくれた。さらに、天野さんの両親も、幼稚園のお迎えや、夕食の用意など、いつもサポートしてくれていたという。

働く女性へのメッセージ

現在、天野さん自身はプランナーとして担当を持つことはないが、結婚式当日は出来る限り会場へいくように心がけているという。「現場に行って、頑張っている従業員の姿をこっそり見るのが好きなんです。従業員の成長を見ると、ものすごくエネルギーをもらえます。従業員はみんなわが子のようで、そんな従業員が、お客様と二人三脚でつくり上げた結婚式だと思うと、目頭が熱くなります。そして何より、結婚式という空間の中で、幸せそうに過ごしていらっしゃる新郎新婦や、ご参列いただいた皆さまの表情を見ていると、我々の仕事の使命を再認識させていただけます。現場では、感情を大きく揺さぶられる瞬間が多々あります。そのたびに自分たちの方向性はこれで間違ってない、現場に行くとそう思えるパワーが湧いてくるんです。とにかく結婚式が大好きで…この仕事は辞められませんね」と笑顔で話してくれた。

Share Clappingは「感動革命」を巻き起こすことに本気で取り組んでいる。今はまだ少しずつかもしれないが、顧客に真剣に寄り添い、従業員が仕事と会社に誇りを持って働く日々の積み重ねが、やがては大きな革命につながっていくと信じる、天野さんの挑戦はこれからも続く。

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