輝く女性事例

「私らしいリーダー像、私たちらしい“チーム・アンフィニ”をつくっていきたい」

株式会社アンフィニ広島

  • 卸売業・小売業
  • 西部
  • 301以上
社名 株式会社アンフィニ広島
所在地 広島市南区大州5-5-37
URL https://www.efh.co.jp/
所属・役職 大竹店 店長
ご本人氏名 末角 裕美さん

(2018年11月現在)

seika_header_2.png

2002年~
株式会社アンフィニ広島に入社後、「廿日市店」の営業職として車両をはじめ、自動車保険の販売、車検、点検等サービスの提供を行う。また2年目からは“チーム・アンフィニ”と呼ばれる、複数人のスタッフによるチーム制営業におけるリーダーとなり、新入社員育成も兼任。

2006年~
営業本部に異動し係長となり、新車事業部の採用担当として、営業職の新卒採用を担当。

2008年~
新車事業部の統括課長となり、新車販売計画、新車販売施策の立案を行う。

2013年~
廿日市店に異動となり、営業統括課長として、新車・中古車販売の店舗全体のマネジメントを行う。

2017年~
大竹店の店長に就任。株式会社アンフィニ広島における、2人目の女性店長になる。悪戦苦闘しながらも、半期目標を達成。自身が「こうしたい!」と思うことを形にしていく楽しさと難しさを感じる。

営業職の女性が多く活躍していたアンフィニ広島に入社

自動車販売会社である株式会社アンフィニ広島(以下、アンフィニ広島)の大竹店にて、店長を務める末角裕美さん。学生時代の就職活動において、そもそも自動車関連を目指してはいなかったが、アンフィニ広島の採用担当の話を聞き、「私も車の営業をやってみたい」と思ったそう。というのは、1990年代からすでに営業職の女性の先輩が在籍し、当時も多くの女性営業職が活躍していることを聞いたからだという。

入社後、廿日市店に配属されたが、当初はもちろん車に関する知識はゼロ。しかし、女性の先輩が多い店舗で、教えてもらいながら勉強もし、徐々に理解を深めていった。そして、早くも2年目には“チーム・アンフィニ”と呼ばれる、複数人のスタッフによるチーム制営業におけるリーダーとなった。

「3名とも女性のチームでした。1期下の新入社員の指導をしつつ、営業活動を行いました。まだ男性社会という雰囲気が根強い業界で、自分の知識・経験が乏しく、お叱りを受けることも多くありました。しかし、私の頑張りを認めてくださるお客様が一人、また一人と増えていき、『あなただから車を買う』とおっしゃっていただけるようになったことが励みになりました」と当時を振り返る。チームでよい成績を出して、会社から表彰されたこともあったそう。

その後係長となり、新車事業部の採用担当として、営業職の新卒採用を担当。学生だけでなく、他業種の採用担当者とも交流でき、客観的に会社を見る良い機会となったと同時に、改めて女性従業員や若手従業員の積極登用の必要性を感じたそう。

2回の産休・育休取得しつつも、管理職である統括課長として働く

営業本部の新車事業部に異動し、統括課長となり、新車販売計画、新車販売施策の立案を担うこととなった。管理職を務めていたこの頃、2回の産休・育休を取得した。子育てと管理職としての仕事の両立を図るために、与えられた9時~18時という定時内で結果を出すべく、物事を効率的にこなす力が磨かれたそう。仕事の優先順位を常に考えるとともに、部下にもその時間内でこなせるように協力してもらった。また、営業系で仕事と子育てを両立している従業員が少なかったため、自分が採用で関わった後輩達へ道筋を作りたいとの思いで、管理職を務めたという。

2013年に廿日市店に異動となり、営業統括課長として、新車・中古車販売の店舗全体のマネジメントを行うこととなった。営業現場に戻り、目標を達成すべく、マネージャーとしてチームを作り、それぞれの力を発揮させて、成果を出していくことにやりがいを感じたという。当時の廿日市店は、8名の営業職のうち、5名が女性で、子育て中のママも常に2、3名いたという。お互いに相談して、シフトを調整したり、学校行事等のイベント参加もやりくりした。

「結婚・出産が数人続きましたが、誰も退職せず、仕事との両立を図ってくれたので、大変うれしく感じました」と末角さんは振り返る。

株式会社アンフィニ広島における、2人目の女性店長に就任

2017年10月に、大竹店の店長に就任。2017年4月以来、同社における2人目の女性店長になった。

「正直、最初は躊躇し、店長職を受けるかどうか考える時間を貰いました。子供がまだ、小学生、保育園児と小さく、自信がありませんでした。しかし、家族に相談したところ、『会社がそう言ってくれるのだから』と言われ、引き受けることにしました。店舗が19時まで営業ですし、土日祝日の出勤が多くなりますが、夫と両親が子育てに協力的です」。家族の理解と協力があってこそ、と末角さんは言う。

大竹店は、常連客が多い店舗であるが、女性店長就任は珍しがられ、「頑張ってね!」と励まされたり、可愛がってもらったりしたという。

「『女性店長』というと、最初はお客様に驚かれることも多いですが、女性ならではの気配りと配慮で安心感を持って頂ける様努めています。」

大竹店は、従業員の年齢層が幅広く、新卒者から末角さんより年上のベテランもいる。そんな中、販売、整備、経理、事務など、店舗全体を取り仕切ることになり、初めてのことばかりで悪戦苦闘した。最初の半年は他の店長の教えを請いながら、何とか半期の目標を達成できたという。

店長として目指す、私なりの“チーム・アンフィニ”作り

就任から1年たち、末角さんは、「店長の私がいなくても、店がきちんと回るようにすることが、店長としての仕事」と言う。

「社内に女性店長職のロールモデルがいなかったので、漠然とした不安の方が大きかったです。男性管理職の指導方法に疑問を感じることもありましたし、男性のようなパワーや迫力はないので『せっかく女性に生まれたのだから女性ならではのリーダー。私ならではのリーダー』を目指そうと考えました。謙虚さと感謝を忘れず、皆が主体的に取り組んでくれるような環境づくりに注力しています。今後管理職を目指す後輩にも『こんなやり方もあるんだ』と思ってもらえたらうれしいですね」と笑顔で話す。

また、「“管理職”と聞いたら、一般的に『重責』『長時間労働』などあまり良い印象を持たれない方も多いですよね。仕事だからと言って家庭を蔑ろにするのはもっての外。家庭が円満だからこそ仕事ができると思っています。仕事も家庭も子育ても、『力を入れるところ』と『手を抜くところ』のメリハリを付け、効率重視でどんどんチャレンジしていただきたいですね」と、後進へのメッセージもくれた。

現在は店長であってもきちんと休みを取り、必ず子供の保育園や学校行事には参加している。また、部下も男女問わず同様の待遇が得られるように、店舗内で勤務シフトを調整しているという。

店長として、働き方改革も、営業の成果ともに上げ、新たなロールモデルとして、社内に良い風を送ってくれることだろう。