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輝く女性事例

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「頑張れば、自然と認められる実力主義で意欲が高まります」

株式会社合人社計画研究所

  • その他産業
  • 広島市
  • 301以上
所在地 広島県広島市中区袋町4番31号 合人社広島袋町ビル
URL http://www.gojin.co.jp/
所属・役職、
ご本人氏名

経営企画本部 出版局 統括  竹下 綾子 さん
OAシステム課 統括     細迫 亜紀 さん
マンション経理一課 統括   津村 香織 さん

1.経営企画本部 出版局 統括 竹下 綾子さん

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2000年~
株式会社合人社計画研究所(以下、合人社)入社。
総務課で新卒採用、社有物件の管財を担当。

2001年
「Wendy(ウェンディ)」(以下、「Wendy」とする)をフリーペーパー化することをきっかけに、新たに立ち上がった経営企画本部出版局に異動。

現在
フリーペーパー制作での実績が評価され、統括(管理職)として活躍中。

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仕事に打ち込んでいたら、いつの間にか統括(管理職)に

type3_gojin_2.jpg「当社は男女の固定的な役割分担がないので、活躍しやすい環境だと思います」と話すのは、合人社経営企画本部出版局統括の竹下さん。合人社が発行する分譲マンションの入居者を対象としたフリーペーパー「Wendy」の編集や、社内広報物の作成など、広報業務が竹下さんのメインの仕事だ。

竹下さんが同社で広報業務に携わり始めたのは、平成13年にA4版の「Wendy」をフリーペーパーにする際、新しく立ち上がった経営企画本部出版局に異動となったのがきっかけだった。「より多くの人に『合人社』の名前を知ってもらう」という目的のもと、当時入社2年目だった竹下さんが立ち上げメンバーに抜擢された。しかし、出版物の制作経験がなかったため、協力会社のメンバーと、時には徹夜で毎月の締切日に追われ、日々試行錯誤しながら業務に当たったという。

その後、仕事に対する姿勢や成果が評価され、順調に昇進し、現在は同局の統括(管理職)として活躍している。「仕事を続けていたらいつの間にかこの立場になっていました。正確にいつ統括になったのか覚えていません(笑)。性別に関係なく、やりがいのある仕事を任せてもらえ、打ち込めたことが、管理職になる上で良かったのではないかと思います」と竹下さんは笑顔で話す。

「仕事の成果が形になって目に見えること」が、何よりのやりがいだそう。自分が係わる紙面の読者の方から「あの記事良かったよ」と投稿コメントなどで良い評価をもらえると「楽しみに待っていてくださる方のために頑張らないと!」と次の仕事への意欲にもつながるという。

現在は、管理職としての仕事に余裕もでき、プライベートの時間を楽しんでいる。性別に関係なく、若い頃から責任のある仕事を任される社風が、竹下さんのように仕事のやりがいにつながっていくのではないだろうか。

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分譲マンション入居者を対象としたフリーペーパー「Wendy」


2.OAシステム課 統括 細迫 亜紀さん


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2004年~
職業訓練校で学んだPCスキルを生かそうと、合人社に中途入社。
業務システム室(現OAシステム課)でマンション経理業務や物件情報、居住者の顧客情報マスター管理等を担当。

2007年~
合人社に「係長制度」ができたこの年、OAシステム課の会計入力係係長に昇進。
同制度において初の女性係長となる。
その後、人事・給与係係長、受発注入力係係長を歴任、日商簿記2、3級や管理業務主任者の資格も取得する。

2013年~現在
同課の統括(管理職)に昇進。
OAシステム課全体の取りまとめを行っている。

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効率化を重視し、管理職自ら休みを取ってプライベートも充実

type3_gojin_4.jpg「年功序列でなく、実力主義である社風が好きですね。頑張っていれば自然と認められるので、仕事にやりがいが生まれます」。そう話すのは、入社してわずか3年で同課の係長に抜擢されたOAシステム課統括の細迫さんだ。

同課では、毎月約3万枚のマンション住人情報や物件情報等を基幹システムに入力する。
様々な業務を行う上で、常に効率を考えて仕事に当たっていた細迫さんは、その成果が評価され、平成19年に合人社に導入された「係長制度」(詳細は、こちら)によって、所内で初めての女性係長に抜擢された。また、合人社では、係長以上を「管理職」扱いにしているため、同部において女性初の管理職となった。社内にロールモデルがおらず、管理職になる前は不安な気持ちもあったが、「これまでの頑張りが評価された」と感じ、「とりあえずやってみよう」という気持ちで管理職を引き受けたという。

細迫さんが仕事において最も心がけているのは「効率化」。「際限なくダラダラと仕事を続けず、プライベートも充実させたい」という気持ちが、「効率化」を後押ししているそうだ。自分の部署だけでなく、他部署や事業所を含め、会社全体で何がいちばん最善であるかということを常に考え、行動しているという。中でも、特に意識をして行っているのが「ジョブローテーション」。「無駄な作業や非効率的なやり方は、人を変えると見えてくること」を重要視しているそうで、課内では1~2年の周期でジョブローテーションを行っているそうだ。

こうした「効率化」を進めた結果、有給休暇の取得やフレックスタイム制度を利用した柔軟な働き方が、管理職でありながらもできていると細迫さんはいう。
「課にもよりますが、合人社は柔軟な働き方ができて、休みも取りやすいので、女性が働きやすい職場だと思います。『リフレッシュで旅行に行くから』と休みを取る人が、私を含めてたくさんいますし、従業員のお子さんで熱が出た場合も『心配しないで、早く帰って』と声掛けをするなど、自然とみんなでカバーできる風土が醸成されていると思います」と語る。

管理職としてのやりがいを尋ねると、「自身のアイデア、裁量によって仕事ができ、その結果が返ってくること」と「後輩の成長を実感すること」と語る。特に後者については、日頃から部下との雑談を心掛け、コミュニケーションを多く取るようにし、「相談しにくい上司」にならないよう気を付けているそうだ。人の成長を手助けしながら、毎日楽しく仕事をしている姿は多くの人の手本になるだろう。

3.マンション経理一課 統括 津村 香織さん

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2006年~
地元広島での就職を希望し、合人社に入社。
業務部保険課でマンション総合保険の契約手続や事故発生時の保険金請求手続等を担当。

2009年~
マンション経理課に異動。売掛金回収の管理体制整備や、マンション管理適正化法改正時の対応を行う。2011年に同課の係長に就任。

2016年~現在
同課の統括(管理職)に昇進。
部署内の業務バランスを見て仕事の割り振りを考えるなど、部署全体、会社全体がより働きやすくなるためにはどうすれば良いかを日々考えながら業務に当たっている。

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管理職として働く上で大切にしてきたことは「考える癖」

type3_gojin_5.jpg「入社した当初から、社内に女性管理職が当たり前に活躍していたので、当時から課長相当職になることを目指していました」と語るのは、マンション経理一課統括の津村さん。入社6年目で同課の係長に、11年目には統括に昇進した。入社当時に、若くして管理職として活躍している女性の先輩の姿を見て「自分もいずれは管理職になるだろうな」という気持ちで仕事に取り組んできたという。

係長への昇進とともに、業務量も部下の人数も倍増し、これまで関わったことがなかった「法務」という業務が増えたため、一から勉強をしなければならず大変だった。しかし、上司から「法務の仕事は、人生の中で知っていて損はない」と応援され、ポジティブに捉えることができたという。

多忙な時期を乗り越えるのに役立ったのが、入社当時から常に先輩に言われていた「考える癖」。「どうすれば効率的になるか」「同じトラブルが二度と起こらないようにするにはどうしたら良いか」等を常に考え、これまでのやり方を踏襲するのではなく、「なぜ、今この作業をしているのか」ということを常に考えながら業務に当たったそうだ。
それは、統括になった今でも変わらない。「研修やセミナーなどの座学で身につけたこと以上に「考える癖」が管理職として大いに役立っている」と津村さんは話す。

統括になってから、5つの係をまとめている津村さんだが、係長になる従業員にも「考える癖」を指導してきたため、安心して業務を任せることができているそうだ。「部下にうまく頼って業務分担しながら仕事をしています。統括になって細かいところまで把握できないことも増えたので、適宜係長とコミュニケーションしながら、部下を信頼し、頼ることが大切だと感じています」と語る。

後進の指導にあたっては、部下にも「近い将来には管理職となること」を意識してもらえるよう心掛けている。「『いずれ管理職になるのだから』という声掛けをすることで、意識改革につながるよう促しています。また、役職がなくても、『チームリーダー』といったポジションを与えることで、個々の責任範囲を広げ、統括や係長になったつもりで広い視野をもって仕事をするようにと指示を出しています」と話す。

管理職としてのやりがいは「大切なことを任せてもらえる」という会社からの期待と、やり遂げた時に評価されたと感じること。また、自分自身の考えで部署を動かすことに挑戦させてもらえることだと話す。これからも「考える」ということを継続し、津村さんの管理職としてのさらなる挑戦は続く。