輝く女性事例

「『好きに働いていい』、社長の言葉に背中を押され、管理職の道へ」

株式会社第一ビルサービス

  • サービス産業
  • 広島市
  • 301以上
社名 株式会社第一ビルサービス
所在地 広島市中区大手町5-3-12
URL https://www.midori-gr.com/daiichibs/
所属・役職 人財サービス部 課長
ご本人氏名 玉川 はな子 さん

(2018年4月現在)

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2001年~
第一ビルサービスに入社し、業務管理部で営業事務を担当。入社4年目の組織変更に伴い、管理グループへ所属となり、販売管理などを任される。

2005年
第一子の産育休を取得

2006年~
管理グループに職場復帰するとともに主任へと昇格。これまでの業務に加え、入退社処理や給与計算などのシステムの導入に携わる。また、人事担当として新卒採用や新入社員研修も担当。

2008年~
第二子の産育休を取得し、2009年に復職

2012年~
管理グループの係長へ昇進昇格後、2014年に人財サービス部へ異動。

2017年~
人財サービス部の課長へ就任。就業規則や人事制度の改定など、グループ全体の人事担当を担当し、働き方改革や女性活躍の推進に向け積極的な取組を行っている。

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会社の成長を共に過ごしたことで組織の全体を把握

不動産総合サービスを展開する株式会社第一ビルサービスを中核とした、みどりグループの人財サービス部課長として、新卒採用、就業規則の改正、人事制度等の社内規定の変更業務などを行っている玉川さん。これからまさに多角化を始めようとしている第一ビルサービスを就職活動中に知り、「この会社なら色々なことに挑戦できそう」と惹かれたのが入社の決め手だったそう。その印象通り、同社は玉川さんが就職後、介護・保育・給食、さらには商業施設「マリーナホップ」の経営など、様々な事業を展開する会社へと成長を遂げた。

「入社当時はまだ小さな組織だったので、従業員が複数の役割を兼任していました。私も新入社員ながら任せられた複数の事務業務を一人でこなす必要があり、失敗をするたびに落ち込んだ、苦い思い出もあります」と当時を振り返る。

会社が大きくなるにつれ、これまで紙で対応していた販売管理業務などのシステム化が必要となり、玉川さんはこれまでの営業事務業務と兼任してシステム化の推進に取り組んだ。早い段階から会社全体の動きが見える部署で業務を行ったことが、後のキャリアに大きな影響を与えたという。

忙しい日々でも前向きに取り組み、周囲に感謝

②記事中の写真.JPG現在、中学1年生と小学4年生の子供がいる玉川さんは、子育てをきっかけに仕事の仕方に変化が生まれたそうだ。「子供を産む前は、仕事で小さなミスであっても落ち込んでしまうことが頻繁にありました。しかし、育休明けからは、悩むことが大幅に減りました。

忙しい毎日だからこそ、その日の仕事をイメージしながら通勤し、優先順位をつけ、集中して仕事に取り組めるようにしています。一人で悩んでも解決しないので、分からないことはすぐに聞いたり、周りに相談したりするなど、少しでも無駄を省けるよう工夫して、定時に帰宅しなければいけない。気が付けば、常に小走りで社内を移動しています」と、出産後の仕事の工夫について教えてくれた。

第一子の出産後、すぐに主任へと昇格した玉川さんは、しばらく時短勤務制度を利用していたものの、業務量を考慮して、フルタイムでの仕事と子育ての両立にチャレンジしたという。両立が出来たのは、母親自身も仕事をしながら、保育園への迎えなどを手伝ってくれたからこそという。「母がずっと仕事をしていたからなのか、出産後の退職を考えたことはありませんでした。ですが、仕事と家庭の両立に苦労していた母の姿を見ていたので、仕事への復帰には相当な覚悟がいりました。そして、実際に復帰してみると、想像以上に大変で、会社の制度や周りの支えがいかに重要で、そして、ありがたいかを実感しました。」と話し、自身の工夫や、意識改革も重要ではあるが、会社の制度をうまく利用する事も、長期的に働き続けるために重要、と考えているという。

管理職になったきっかけと魅力

元々管理職になることを目指していた訳ではなかったという玉川さん。しかし、子供が成長するにつれ、徐々に仕事と家庭の両立にも余裕ができ始めたことや、〝とりあえず好きに働いてみたらいいから″という社長からの励ましもあり、課長として働いてみようと前向きに考えたという。最初は責任の大きさから、自分に務まるのかという不安もあったそうだが、管理職になってからの方が自分の裁量で働きやすくなり、想像以上に仕事が進めやすくなったという。「これまで疑問に思っていた制度や、こうした方がもっと良くなるのに…と悶々としていた課題に対して自分で資料をつくり、上司に提案した内容が役員会議などで提示され、認められればことが進む。自分の考えが実現し、前に進んでいると感じることができ、面白いです」と管理職のやりがいを教えてくれた。

今後の目標、後進へのメッセージ

玉川さんに管理職を目指す女性へのメッセージを尋ねた。「管理職という役職に対してプレッシャーを感じ、不安視する方も多いと思いますが、どんなことも将来の自分にとって意味を成す、と考えると、やらずに躊躇するのはもったいないように思います。頭で考え過ぎず、とりあえずやってみてから考えてみたらいいと思います」と笑顔で語ってくれた。

玉川さんの今後の目標は、自分がやりがいを持って働く姿を後輩に見せていくこと。若手が持っている管理職に対するマイナスなイメージを、自分が働く姿を通して少しでもプラスのイメージに変えていくことだそうだ。「もちろん、困難にぶつかることはありますが、管理職も楽しいです」。笑顔でそう話す、玉川さんの挑戦は続く。