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輝く女性事例

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「男女平等の土壌が整う環境で自らを磨き、いずれは管理職のモデルに」

株式会社マイナビ 広島支社

  • その他産業
  • 広島市
  • 301以上
社名 株式会社マイナビ 広島支社
所在地 広島市中区八丁堀3-33 広島ビジネスタワー
URL https://www.mynavi.jp/
所属・役職 就職情報事業本部 企画運営統括本部 西日本企画運営統括部 中国企画運営部 中国企画運営課 課長
ご本人氏名 安田 愛美さん

(2019年10月現在)

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2010年~
大学卒業後、地元香川県の出版社へ就職。香川県の月刊タウン情報誌の企画・編集業務に従事。

2012年~
株式会社マイナビ(中国制作・企画運営課)へ入社。入社2年目には新卒採用者向け合同企業説明会の主担当を務める。

2014年~
岡山へ異動。岡山支社の立ち上げ、新イベントの立ち上げ業務に従事。

2016年~
制作・企画運営課の課長へ昇格。これまでの業務に加え、部署の数字管理やアルバイト・派遣社員の教育や管理を行う。

2018年~現在
広島支社へ異動。現在、3名の部下を束ねる課長として活躍中。

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女性が活躍できる土壌が整うマイナビ

株式会社マイナビ(以下、マイナビ)は、国内最大規模の就職情報サイト「マイナビ2020、マイナビ2021」、転職情報サイト「マイナビ転職」、「マイナビバイト」などの人材領域や、進学、ウエディング、ニュースなどライフスタイルに関する生活情報領域まで、幅広い事業を展開している総合情報サービス企業だ。

女性従業員比率は49.0%(※1)と、同社が属するサービス業(他に分類されないもの)の平均比率である40.0 %(※2)より高く、また、管理職に占める女性比率は36.7%(※3)と平均比率15.4%(※4)の倍以上である。若手のうちから責任のある仕事が任され、結婚などのライフイベント前に課長まで昇進するケースが多いという。全国各地に拠点があることから転勤があるが、妊娠から産休育休中、育休から復帰1年間は、業務と勤務地の変更を行わず、女性が働きやすい職場づくりをしているそうだ。

※1 2019年9月1日時点
※2 出典:総務省統計局(2018年)「労働力調査 長期時系列データ 表5 第12・13回改定日本標準産業分類別就業者数」
※3 2019年9月1日時点
※4 出典:厚生労働省(2018年)「平成29年度雇用均等基本調査 第8表 課長相当職以上(役員含む)に占める女性の割合」

自分で考え行動する働き方が習慣に

マイナビで女性管理職として活躍する一人である安田愛美さんは、大学卒業後、地元である香川県の出版社に就職し、香川県の情報を発信する月報タウン情報誌の企画、取材・編集等、制作に関わる幅広い業務に携わった。「小さな会社でしたので、常に自分で考えて業務をこなしていく力を身に付けることができました」と、安田さんは言う。

入社2年後、自分自身の可能性を広げ、ステップアップしたいと思い、大学時代に住んでいた広島へ引っ越し、マイナビへ入社。配属先の中国制作・企画運営課では、新卒採用向けイベントの運営や、大学での就職セミナーの開催、就活サイトへ公開する動画を使ったセミナーの取材などを行った。「転職2年目で、大規模な企業説明会の運営を任されました。企業の選定、告知、集客、会場設営、リムジンバスの手配など、業務内容は幅広く、トラブル対応などで大変な部分もありましたが、前職での経験を生かしながら対応していきました。早くから責任のある大きな仕事を任せてもらえたことは自分の成長につながりました」。

管理職になったことで見えてきた景色と課題

入社3年目に岡山へ転勤した安田さん。岡山支社の立ち上げに加え、中四国初となる国立大学生向け合同企業説明会など新イベントの企画運営を行った。今では50名以上のスタッフがいる岡山支社だが、立ち上げ当初は全部署合わせて10名程度で、幅広いタスクをこなす必要があった。しかし安田さんは、「自分たちの力でやるしかない」と強い気持ちを持ち、部署間の垣根を超えて助け合いながら前向きに取り組んだ。

入社5年目、安田さんは岡山制作・企画運営課の課長に就任した。「マイナビは仕事内容や役職に男女の差はなく、早くから管理職になる人が多く、多くの女性の先輩も活躍しています。これまで役職なしで幅広い業務を任されていたため、管理職になったことでより責任を持てるようになったことがうれしかったです」。

3.安田様.JPGしかし、管理職になり、初めて部下を持つことになったが、仕事を人に任せきることができず、コミュニケーションの方法に悩む日々が続いた。「社会人になってからずっと一人で業務をこなすことが多く、自分がしっかりしないといけない、という気持ちが強くなりすぎてしまいました。指導にも慣れていなくて、部下の仕事のやり方を頭ごなしに叱ってしまったり、意見を聞き入れることができなかったり、ぶつかってしまいました。しかし、管理職の先輩に言われた『何をそんなに怒っているの?』という言葉で、カッとなっていた考え方をクールダウンすることができ、自分の考えや価値観を相手に押し付けすぎていたことに気づきました」。

自分とは違う仕事のやり方や考え方といった、違いを認めた上で指導し、部下が期待する成果を出せていないときは、自分の伝え方に問題があるかもしれないと意識するようになったそうだ。管理職になったことで、人を育てる難しさ、重要性を実感した。

これからは管理職のロールモデルになれるように

「管理職としても一人のプレイヤーとしても、使命感を持ちながら、今まで以上に楽しんで仕事を
していきたいと思っています。また、家族やプライベートの時間も大切にしたい。管理職である私の姿を見て、後進にも目指してもらえるような存在になりたいです」。マイナビがお客様へ提供するサービスは幅広く、また変化が大きい市場環境であることから、常に知識をアップデートし、新たなスキルを習得することが求められるそうだが、それが仕事の楽しさでもあるという。「地域の採用や人材に関する課題を解決できる、心強い存在になりたい」と、真っすぐな瞳で話す安田さんの挑戦は続く。