ホーム 株式会社ジェイ・スマイル

輝く女性事例

本文

尊敬できる社長と共に、企業の拡大を目指して、数字や人を盛り上げる管理職に

株式会社ジェイ・スマイル

  • 卸売業・小売業
  • 広島市
  • 31〜100
社名

株式会社ジェイ・スマイル

所在地 広島市安佐北区落合1-44-4(店舗)
URL
所属・役職 セブン-イレブン広島落合1丁目店店長兼スーパーバイザー
ご本人氏名 ご本人氏名 植田 里美さん

2021年2月現在)

seika_header_2.png

2014 年〜
セブン-イレブン広島落合1丁目店へパート社員として入社。

2015年〜
株式会社ジェイ・スマイル設立とともに、正社員登用。

2016年〜
セブン-イレブン広島落合1丁目店店長へ昇格

2020年〜
店長兼スーパーバイザーへ昇格し、2店舗の統括マネジャーとしての役割も担う。

seika_footer.png

1.「社長のもとで働きたい」と入社し、入社2年目で店長職にチャレンジ

 セブンーイレブン広島落合1丁目店で店長兼スーパーバイザーを務める植田里美さん。入社のきっかけは、友人からの紹介だったそうだ。「独身時代、別の職場でアルバイトをしていたのですが、知人から『広島落合二丁目のオーナー(現、松下社長)は、売り場づくりや接客にとても力を入れていて、他の店舗とは違う雰囲気で素晴らしい』との話を聞いており、コンビニ関係者の間では有名な方のようでした。その後、仕事を探している中、友人の紹介で松下社長とお会いすることができ、『絶対、ここで働きたい』と思い、社長にもその思いを伝え、パート社員として採用していただきました」。

「本当に仕事が丁寧できめ細やか」と代表取締役社長松下仁氏(以下、松下社長)が言うように、その働きぶりが評価され、翌年には正社員となる。さらにその1年後、植田さん自ら、「店長をやらせてください」と松下社長に志願し、松下社長のサポートを受けながら、店長としてのチャレンジが始まったのだそう。
「店長になることに全く迷いはありませんでした。松下社長の従業員に対する思いなどにも共感でき、チャレンジしてみたかったです」。

店長業務は、業務計画や売上管理、労務管理といったマネジメント業務の他にも、他のメンバーが働きやすい職場環境の整備や雰囲気づくりなど、多岐にわたるそうだ。また、開業時から働くベテランのスタッフも多いそうで、「業務経験が私よりも長いスタッフの方の中には、私が正社員や店長になることに対して、色々な思いがあったと思います。時には意見が衝突したこともありましたが、支えていただいたことの方が多いですね」。

2.「今日はこれを売ろう!」など、メンバーを巻き込んで売上右肩上がりを達成

 入社当初は乳幼児を育てながらの勤務となり、松下社長はじめ、周囲のサポートを受けながら両立してきたそう。「『熱があるから迎えに来てください』と、保育園から電話がかかってきたときなど、私が代わりに迎えにいったこともあります。休日で保育園に預けられないときは、店舗のバックヤードで、子供と遊んで過ごすこともありました」と、松下社長は笑う。

「下の子が小学校に入学してからは、中学生になったお兄ちゃんに放課後児童クラブにお迎えをお願いし、夏休みなどは子供と一緒に出勤したり、子供が体調を崩したときには気兼ねなく休ませてもらえました。一人で子供を育てると決め、母としての役割もありながら、生活を切り盛りする中で大変なことも沢山ありましたが、働くのであれば、松下社長のもとで店長として頑張りたいと思ってやってきました。本当に周りに支えていただきました」と植田さん。

店長就任以降、店舗総責任者として、売上を上げるためにさまざまな工夫をしてきたという植田さん。
DSCF5952.JPG例えば、重点的に販売する商品をスタッフと共有するため、A3用紙に分かりやすく手書きでまとめてバックヤードに掲示したり、店内のPOP表示などを工夫し、来店客にも「おすすめ商品」が伝わるようにしたりするのだそうだ。
また、SNS世代の若いスタッフから積極的に情報収集し、売れそうな商品を先読みして発注する。また、それに合わせた売り場をスタッフ全員でつくるなど、地道な努力を重ねてきた。「植田さんが店長になってから、前年同期比の売上が増え続けました」と、松下社長は言う。

売上を伸ばす秘訣について、植田さんに聞くと、「売り場づくりやお客様への声掛けはもちろん大事ですが、スタッフとのコミュニケーションには特に気を配っています。例えば、学生アルバイトのメンバーと、『今日コロッケをx個売るぞ!』と目標を立てて、みんなでお客様へ声掛けをし、目標を達成したときには、大げさだと思われるくらい、褒めて盛り立てます。みんなが楽しく働くことができる雰囲気をつくりつつ、売上増のためのアクションを私が主導してきましたが、最近は、何も言わなくても、『売りたい!』と、メンバー自身が主体的に考えてくれるようになってきたことが、本当にうれしいです」。

時には、売り場づくりやお勧め商品選びなど、メンバーと意見がぶつかることもあるそうだが、植田さん自身は次のように感じているのだそうだ。
「これまでは、自分と似た価値観の人とだけ関わってきたんだなと実感しました。自分の思いが、うまくメンバーに伝わらず、店長として悩むことも、バックヤードで涙を流したこともあります。さまざまな年齢、バックグラウンドを持つメンバーと、どう折り合いをつけ、一つ一つの目標に向かっていくかが少し分かってきた。店長になっていちばん成長したと感じる部分です」。

3.2店舗を見る立場になり、さらに経営的な視点で発信していけるように

 現在は、店長兼スーパーバイザーとして、ジェイ・スマイルが運営する2店舗の統括マネジャーを兼務する新たな役割を担い、走りながら学び続けている植田さん。最後に、今後のビジョンについて聞いた。

DSCF5998.JPG「役職が上がり、より経営的な視点で捉えられるようになってきました。これまでは売上を上げるために色々と工夫してきましたが、『より利益を上げるにはどうしたらよいか』をもっと考えていきたいです。また、もう1店舗の店長と情報交換をする機会が増え、新しい発見もありました。今後は、統括マネジャーとして、後進の店長を育成しながら、スーパーバイザーの業務に専念できるように、体制づくりを進めていきたいと思っています。
裁量が増え、やりたいことが自分から発信できるようになり、松下社長から言われたことだけをやるのではなく、社長の思いを汲み取りながら、より主体的に、自分の言葉で発信していけるようになりたいです」。

仕事に対して実直で、一生懸命な植田さん。松下社長の右腕として、またコンビニエンスストア業界における女性店長のフロントランナーとして、ますます活躍していくだろう。