働き方改革 取組スタートガイド
広島県では、県内企業の働き方改革の取組を支援するツールとして「働き方改革取組マニュアル・事例集」等を作成・公開しています。自社の取組推進に、ぜひご活用ください。
情報収集
先進企業の事例や国や県などの支援制度、関連法令の知識を深める
方針の明確化
自社の経営理念と、働き方改革に取り組む目的を結びつける
推進体制の整備
継続的な取組、全社的な理解・協力を得ることができる体制を整える
自社の経営理念を踏まえながら、会社をどうしたいのか、従業員にどうあってほしいのか、働き方改革に取り組んだ先にある会社の目指すべき姿(将来像)を明確にしましょう。
現状やニーズを把握し、自社にあった推進体制を検討することも重要です。
取組目標設定・
実行プラン策定
方針に沿った取組目標を定め、実行プランを作成する
トップからの
メッセージ配信
会社の方針・目指している姿を従業員や外部関係者にしっかり伝える
制度の導入
自社の課題や従業員ニーズに対応する制度を整え、必要な時に使えるようにする
目指すべき姿(将来像)を達成するために、目安となる取組目標を決め、全社で共有しましょう。
「いつまでに、何を、どのような状態にする」のかを明確にし、具体的な目標値を設定して、具体的な実行プランを立てながら、取り組んでいきましょう。
全社的な意識改革
働き方改革に取り組む目的を正しく理解し、推進に向けての共通認識を持つ
制度の利用促進
周知・啓発
制度利用促進のための具体的なルール・手続き等を決める
制度の認知度を向上させ、啓発活動を実施する
社内慣行・風土を変える
職場のコミュニケーション円滑化のための取組を行う
業務改善
これまでの働き方や仕事の進め方を見直し、業務を効率的・効果的に行えるようにする
時間に制約のある従業員など、誰もが働きやすい環境を整備する
具体的に取り組もうとする際には、「働き方改革」に対する全社的な理解と意識の共有が重要です。
取り組みがどのように企業と従業員双方にメリットがあるか、しっかりと理解してもらい、制度の利用促進や業務改善に向けて、従業員自身の気づきを促しましょう。
成果の点検・見直し
推進体制の継続、進捗管理の徹底(PDCAを継続して回しながら、強い組織づくりを目指す)
定着に向けた対策
人事評価の見直し
個々の能力開発・育成支援体制の構築
取組の進捗を見える化し、従業員の取組へのモチベーションを上げていきましょう。
目標が達成できない場合は、原因を分析し解決方法を検討して、改善計画に反映させることも重要です。PDCAサイクルを回していくことで、長期的にステップアップを図ることができます。
結果が出にくい初期段階では、成果だけでなく、しっかりと行動に取り組んだことを評価すると、取組も定着しやすくなります。
STEP1~4のPDCAサイクルを回し、継続的に進化
働き方改革を成功に導くカギ
問われる経営者の本気度!
働き方改革を成功させるためには、経営者自身が率先して取り組むこと、改革への本気度を従業員に示すことが何よりも大切です。
経営者の理解とリーダーシップのもと、現場の従業員全員で進めていくことで、大きな効果と今後の課題の確認ができます。